コピーライティング

セールスコピー作成第1ステップその7「イメージしやすい言葉を使う」

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効果的なセールスコピーを書きたいなら、「顧客が理解しやすい言葉」を使うよう心がけましょう。

広告は、顧客にとってわかりやすい表現をしているものほど効果が高くなります。

文章を読んだ瞬間、頭の中で映像がすぐにイメージできるコピーが理想。

「抽象的な表現ではなく具体的な表現」にする、中学生でもわかる言葉や表現が好ましいです。

その分野に精通した人しか理解できない高度な専門用語・業界用語・ビジネス用語などは使わないようにしましょう。

難しい専門用語や業界用語を使えば見栄えや聞こえはかっこよくなりますが、「なにそれ?」「わからないからいいや」と顧客が離れていく要因になります。

(顧客が専門用語が共通の言語として理解できる同じ業界の人の場合は、専門用語・業界用語・ビジネス用語を使っても問題ありません。)

前回の記事、『⑤セールスコピー作成第1ステップその4「商品のベネフィットを考える』の中で例としてあげた”子持ちの親御さんにビデオカメラを売りたい時”の文章をアレンジして、もう一度例にあげます。

■わかりにくいコピー

(例)「このビデオカメラは、高画質で光学手振れ機能がついていて、ズーム機能も倍になったので運動会におすすめです!」

機能面の事実だけ取り上げた、何が良いのか具体的にわからない抽象的な表現

この文章にさらに専門的な数字を加えてみると…

(例)「このビデオカメラは、251万画素で光学ズーム40倍、ダイナミック60倍ズーム、内蔵メモリーは大容量64GBです。高画質でダイナミックな撮影が楽しめます!」

ビデオカメラに関する専門知識がなければ、数字や用語の明確な意味が理解できない。
「ダイナミックな撮影」って、どんな撮影のことを言ってるのか想像できない。

 

続いて、わかりやすいコピーの例をあげます。

 

■わかりやすいコピー

(例)「運動会のとき、100m先でも手ブレすることなくお子さんの笑顔がはっきりと写せるから、100m離れた遠い場所からでも問題なく綺麗に撮れます。」

文章を読み進めるのと同時に、頭の中で想像できるからわかりやすい

顧客が専門用語の意味を知らない、調べないと理解できないようならば使うべきではありません。

漠然とした表現も避ける

具体的な意味がわからない、漠然とした言葉にも気をつけましょう。

■使いがちなボンヤリした言葉
「特別な」「他にはない」「こだわった」「厳選した」etc…

曖昧ではっきりと説明しない、具体性の欠如したコピーもまた顧客を困惑させます。

「”何が”特別なのか?」
「”どこを”こだわったのか?」
「”どこを”厳選したのか?」

”何が”や”どこを”の部分を、具体的に説明する必要があります。

発信者である売り手側が伝えたいことを書こうと意識すればするほど、売り手目線になってしまい、顧客にとってわかりにくいコピーになります。

明確でわかりやすいコピーを書くには、「顧客はこのコピーを読んで理解してくれるだろうか?商品を手にした自分の姿を容易に想像してくれるだろうか?」と、顧客を常に意識すること。

これを軸に、顧客が得られるベネフィットやメリットを伝えるのです。

『顧客って言ったって、読み手側の気持ちなんてわからない』という場合はもっと簡単に、「中学生の子供が読んでも容易にイメージできるだろうか?」「もし自分が顧客だったら、このコピーを読んで商品が欲しいと思うかな?」と意識してみてください。

専門用語や業界用語、漠然とした言葉や表現は使わずに、頭の中で安易に想像できる言葉や表現を使いましょう。

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