マーケティング

内部環境・外部環境とマクロ環境・ミクロ環境の解説

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効率的なマーケティング戦略を立てるためのSWOT分析の根幹となる「内部環境」「外部環境」

SWOT分析を有効的に活用するためにも、内部環境とは何か?外部環境とは何か?を明確に理解しておきましょう。

今回は、内部環境と外部環境についての補足解説をするのと共に、外部環境をさらに分類した「マクロ環境とミクロ環境」についても解説していきます。

人、モノ、金、情報、時間など

内部環境とは、自社が保有している資産は何か、自社では何ができるのか、何を得意としているのかといった自社に関する情報です。

内部環境は自社でコントロールすることが可能です。

自社を見つめ直し、社会に対して何ができるのか?ニーズに応えるためにどんなことができるのか?競合に勝つことができるものは何か?
自社の弱みはどこか?どこを克服していくべきか?など検討していくのが内部環境分析です。

競合、見込み客、経済、政治、時代背景、社会、技術、税金など

外部環境とは、自社を取り巻く外側の状況のことをさします。
具体的にあげると、法律や税金の変更、人口動態、景気、時代背景の変化など、自分たちではコントロールすることが不可能なものなどのことです。

自社を取り巻いている状況を把握し理解することが、外部環境分析です。

人口や景気、法律などはマーケティングに直接影響を与えるものなので、外部環境分析は欠かすことができません。

特に中小企業の場合は、外部環境の動向は常に注目し、対応していくことが重要になってきます。

この外部環境はさらにマクロ環境とミクロ環境の2つに分けることができます。

外部環境にはマクロとミクロの2つの視点があり、この2つの視点から抜けなく分析することが大切です。

マクロ環境とは

マクロ環境とは、自社にとって間接的に影響のある外部環境のことをさします。

このマクロ環境のマクロとは「全体」という意味で、全体を捉えることを意味しています。
ざっくりいうと、「世の中に関すること」です。

具体的に説明すると、自社で制御できない、政治・経済・社会・技術・法律などがあげられます。

この中でも、政治(Politics)・経済(Economics)・社会(Society)・技術(Technology)を分析するためのフレームワークをPEST分析といいます。

ただしマクロ環境の中には、中小企業のような小規模には影響がない情報もあるため、必要な情報・不必要な情報を見定める目が必要になってきます。

自社のビジネスを理解できていなければ、政治が影響するのか?経済が影響するのか?法律が影響するのか判断することができません。

情報の正しい取捨選択をするためにも、自社のビジネスをしっかり理解しておくことは大前提です。

ミクロ環境とは

ミクロ環境とは、自社の働きかけによって影響を与えられるもの、自社の力である程度コントロールが可能なもののことをさします。
また経営にも影響を与える要素でもあります。

ざっくりいうと、自社の周辺環境ということです。

具体体には、顧客や競合など、自社のマーケティング施策次第でコントロールできるものがあげられます。

人口動態や時代背景、技術進化などのマクロ環境は、ミクロ環境に影響を及ぼします。

マクロとミクロどちらか一方が抜けると、時代に対応できなくなったり、機会損失につながったりするため、2つの視点でリサーチし分析することが重要です。

大手と違って資金力の弱い中小企業は、マクロ視点・ミクロ視点の2つの視点から抜け目なく漏れなく外部環境を分析しましょう。

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