これといって売り込まれたり特に欲しいと思っていなかったのに、コピーを読んだ瞬間なぜか無性に買いたくなってしまった経験をされたことがある人も多いと思います。
人間心理を理解し活かすことが、人の心をグッと掴むセールスコピーライティングの秘訣です。
しかし人間の心理と一括りに言っても、男性と女性とでは脳の仕組みの違いから胸に刺さるワードには違いがあります。
個人差はあれど一般的に、男性は論理的な思考を得意とする左脳が働き、女性はイメージやひらめきを得意とする右脳が働くとされています。
また、男性と比べると女性の方が右脳と左脳をつなげる神経が太くなっているので、右脳左脳の伝達がスムーズに行われます。
そのため女性は、表現力豊かでどんどん拡大していくような会話を楽しむ傾向があります。
主婦の井戸端会議が何時間も繰り広げられているのは、女性脳だからこそと言えるでしょう。
一方の男性は、左脳と右脳の伝達が女性と比べると上手ではないため、論理的な会話になる傾向があります。
男性脳は、無駄なことは省きたい、最終的な結論を早くだしたがるのは論理的思考が強く作用しているからです。
同じ人間でも脳の仕組みが違うため思考や行動に違いがあり、奥深くにある本能に突き刺さる言葉も男女によって全く違うものになります。
これから自分が書こうとしているコピーのターゲットは男性でしょうか?女性でしょうか?
ターゲットの性別に合わせて表現を変えていく必要があります。
男性の本能・女性の本能それぞれをくすぐる具体的な表現を解説します。
男性の場合は、「富」「名誉」「出世」「成功」「頼られる男」など、自尊心やプライドをくすぐるようなコピーが効果的とされています。
男性の中には、他の人たちより1番になりたいという競争本能もあります。
例えば、「男を上げる法則」「業界で一番になる方法」「これをするだけで年収3倍アップ」など。
また、女性と比べて性欲があるのも男性の特徴の一つ。
「〇〇しただけで女性からモテモテ」「童貞の俺がモデルの彼女を手に入れた意外な方法」など性的なアピールも男性の本能を刺激します。
■男性に響くワードの種類
- 数字などのデータ
- 論理的な根拠
- 目標達成
- 優越感を感じさせる表現
- 権威
- 性的な表現
左脳が優位に働く男性の心を刺激するのは、論理的な根拠や具体的な数字を使ったり、競争心を煽るようなワードが効果的です。
女性は「美しさ」「若さ」「愛されたい」など、愛や美貌に関する欲望をくすぐるコピーが効果的です。
例えば「生まれ変わる私」「マイナス10歳肌」「ずっと愛され続けるツヤ肌美人」など。
女性は共感力の本能があるので、他のみんなも使ってるという言葉にも弱いです。
特に「有名モデルやセレブも愛用」などの表現に興味を引かれる傾向にあります。
■女性に響くワードの種類
- 感情的なもの
- 愛などのワード
- 褒められたい
- みんなと同じ
右脳が優位に働く女性には、頭の中でイメージしやすい感覚的な表現が効果的です。
男性には論理的データで、女性にはイメージが膨らむ感覚的な表現で本能を刺激しましょう。